#02
これから大きくなるきみへ
送信ボタンを押す前に、
思い出してほしいこと。
いろんな種類があって、誰もが持っていて、
薬にもなれば毒にもなる、「それ」って…?
コピーライターがデジタルネイティブの
子どもたちに贈る、「考えながら読む」絵本。
想像を膨らませる、カラフルでスタイリッシュな
イラストにもご注目ください。
PROFILE
MANAMI DOI
コピーライター。2017年、新卒入社。
苦手だった辛いものと酸っぱいものにハマって、
大人になるってこういうことかも、と思うこの頃です。
INTERVIEW
Q . アイデアやテーマはどこから生まれましたか?
コピーライターとして、絵本を通して、 こどもたちにどんな気づきや発見を与えられるだろうと考え、 「ことば」をテーマにしたいと思いました。職業柄、「ことば」が身近というのもあるのですが、 この時代のこどもたちに、自分の「ことば」を見つめるきっかけをつくりたいと考えたからです。
今やSNS・インターネットがあたりまえにあり、 自分の発言を簡単に発信できる時代です。 けれど、ことばの重さはいつの時代になっても変わらない。 なにげないことばが、いい意味でも悪い意味でも、 誰かの一生ものになるかもしれない。デジタルネイティブのこどもたちが、 自分の「ことば」を誰かに発信する前に、 受け取る相手のことを考えるきっかけになる絵本をつくりたいというのがスタートでした。
Q . どんな人に読んでもらいたいですか?
こどもたちが一番ですが、大人のみなさんにも読んでもらいたいです。
SNSやインターネットに年齢は関係ないので。
Q . はじめて絵本をつくってみた感想は?
テーマが、冒険などのワクワクするものがたりではなかったので、どう書いたらこどもたちに楽しんで読んでもらえるか、
説教くさくならないか、ちゃんと伝わるか、に悩みました。
でも、自分の書きたいことを自由に書くという機会があまりないので、楽しかったです。
Q . お気に入りのシーンは?
本編全部です。(笑)文章だけでは静的だったストーリーが、カラフルな絵によって
楽しげになって、めくるたびにワクワクする絵本になったと思います。また、絵と相まって、文章にも強さが出たように感じました。